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赤い車がアスファルトを走り去る、そんなシーンにとてもにあった曲。 けれど、聴き慣れた声ではなく、女性の声で、その曲は歌われていた。いかにも機械的な音と速いテンポに合わせて、顔の見えない彼女は歌っていた。「In the jungle The mighty jungle The lion sleeps tonight...」と。 スポーティな車のCMソングに相応しく歌い上げられた曲。原曲の雰囲気をとどめながらも、現代調に歌われていたその曲は「ライオンは寝ている」。 耳から離れずに、早速、蟻様翻訳サービスに依頼してみた。そして、送られた訳詞を一読して「驚いた!」 歌詞を見直すと、「(川平ジエイ調に)ほんとに車の宣伝の歌で、いーんですか」と思わずつっこんでしまった。 何のことはない。「ライオンは寝ているから、我が子よ、安心して...」といった内容で、まことに平和な歌である。 けれど、ライオンが寝ているから、平和なのであって、ひとたび目覚めたらどうだろう? こんな歌は歌っていられるであろうか?ライオンの雄叫びでジャングルは「静かさ」を失い、村は平和な状況で無くなる。ライオンが寝ている時のジャングルの静けさや村の平和な状況を歌うことで、逆にライオンの力強さが歌われている歌のような感じがした。 最近、クリスチャンのチャットを時々覗く様になった。まさしく、ライオンが咆哮しているがごとく、熱く、猛々しい声が聞こえる。主に対する勇ましい思い、熱い思いが縷々切実に記されている。議論に至っては、まさに百出。本当に姦しく、一体何匹のライオンが居るのかーーと思ってしまうほどである。けれど、残念なことは、ネットの、チャットの一部でしかライオンの鳴き声が聞こえないことである。 スターバックス、ファミレスでもいい。ネット上でほえているような事が実際の世界でも行われているのであろうか。現実の世界でも、教会という狭い世界で無く、オープンなスペースで、語り合い、議論しあっているのであろうか。顔が見え、名前が分かるスタイルで、言葉が交わされているのであろうか? 僕には聞こえない。 クリスチャンのHPなりチャットなりを見ている限りは「眠れる獅子、夢を見ておられる獅子」が多いような気がする。読むたび、思ってしまう「夢の中、インターネットの世界の中だけでなく、また、内輪の中でなく、早く目覚めて、大いに世間で、雄叫びをあげてくれ!」と。 「リバイバルって、どういう状況なの?」とあるチャットの書き込みを見たコトがある。すると以下のような回答をしてくださった方が居た。 「以前、米国の辞書を見たら、リバイバルの意味は「復興」のみならず「新興」をも含めて用いられていることが判りました。 このような質問が出るのは、「リバイバル」という言葉の意味を、その成り立ちに忠実に考え、実際の用いられ方を意識しないからではないかと推測します。 英語圏の方々の多くは、「両方」だと思っているのではないかと思います。そして、特に「復興」が顕著であると思われる状況では「リニューアル」を使うようにしているのだと思います。」 一読して、思った。確かにすごい!本当に適切な答えである。また、自分の手で調べるとは誠実な方だなあ、と思ってしまった。 けれど、けれど、である。 その答えを、自分で調べたことを、ネット以外のところで広めておられるのだろうか?末端の、平信徒の自分にも届くくらいに、インターネットという、夢の中以外のところでも啓発してくれって、思ってしまう。たとえば。クリスチャン新聞なり、リバイバル新聞でもいい。この方が言われていることを、全面に、しかも、くどいくらいに、当たり前になるくらいに書かれたことがあるのだろうか。「リバイバル」という言葉を講壇で語られる牧師なり、伝道師なりが本当に意識しながら語られているのであろうか。僕は問いかけたい。 夢の中でのみ吼えるのは簡単かもしれない。問題は現実の世界でどれだけ咆哮しうるのか、ということであろう。力強い鳴き声かどうかは、別にして。 原詞はこちら In the jungle
ジャングルの中 In the jungle ジャングルの中 Near the village |