
 前回、感想文として、このHPに『ラ・マン』を掲載した。珍しく反応があり、BBSには書き込みがなされ、個人的には意外な方からメールを頂いた。京都中央チャペル週報に掲載した際にも、応答があり、今回は、その応答(2000年11月5日掲載)さ れたものを提示する。この応答に対する私の回答はまた、日を改めて掲載したいと思っている。
なお、記すまでもないが、表題を除いて、原文のママであることを念のために記しておく。
(芳言)

匿名希望 主婦
毎週、楽しくミラクルズを読ませていただいております。
今日は、先週号に掲載された読書感想文についてひとこと言わせていただきます。
読み終わって、非常に不愉快な気分にさせられました。私が引っかかったのは、筆者の方が「僕自身としては、男女問わず、する機会があれば、別に、セックスをしてもかまわないし、否、むしろ男女間の相性を確かめる手段として必要なのかもしれないと思う」と書かれたこの一文です。なんでこんな乱暴な意見を教会の週報に載せるのかと腹立だしく感じました。腹が立ったので、主人にぶつけたら、主人も同じように感じたようです。ただ私よりは冷静で、「たぶんこれは、ノンクリスチャンの人たちの土俵に下りていって議論をしようというスタンスの文章なのだろう。だから後半はそれなりに穏当な方向に持っていってはいるよ」と説明してくれました。
なるほど、と思って読み直しました。確かに結婚前に性交渉をすることによって精神的に老いてしまうという危険性について書いてあるのはわかります。でも、やっぱりあの文章はいりません。試しにそこの部分だけ飛ばして読んでみたら、もっと全体の意味がよくわかるのです。せっかく、全体の流れをフリーセックス反対の方に持っていこうとしているのに、どうしてそれを否定するような一文を入れてしまうのでしょうか。「私の読解力がないのかしら」と主人に聞くと、「いや、それは提示の仕方をもっと考えるべきだったろうし、こんな重要なことを議論している文章にペンネームすら載ってないのも問題じゃないか」と言います。
確かに、「なんとか言さん」とかって、ちゃんとペンネームが書いてあると、何回も出てくるうちに、「ああ、この人はこういう考えをもったキャラクターなんだな」って、ある程度安心して読めるのですが(一般の雑誌なんかでもそうですよね)、名前も何も書いてない文章って、何か無責任で、気持ち悪い気がします(もちろん全部本名を公開しろ、と言っているのではありません)。このあたりのことも、牧師先生方や編集部の皆さんに検討をお願いしたいと思います。
なんせ、この京都中央チャペルの週報ですから、いろいろ実験的な試みもあるでしょう。既成の常識に捕らわれてはいけないというのも本当でしょう。
でも、このミラクルズは決して一部のマニアの人や、頭の良い人だけのものではなく、私のような普通の主婦も、またいろんな悩みを抱えた思春期の若者たちも、一生懸命読んでいるのだということを忘れていただきたくありません。いたずらに挑発したり、庶民を混乱させたりするような文章を載せていただきたくないのです。
ずいぶん厳しいことを書きましたが、こういう意見を持った読者がいることを知ってもらいたくてペンをとった次第です。
※ご投稿感謝します。牧師より。
|