第2章         烏丸御池編 ―レホボト物語―


 話し合いの要請

 2001510()19:30、ロイヤル・プラザ御池へ出向きました。管理組合の理事の方4名が話をしたいということでしたので、威圧感を与えても仕方ないので、一人で出かけました。でも着いてみると、椅子が16,7脚並んでいるではありませんか。当初の方々に加えて、管理会社の2名、管理人2名、顧問弁護士、近隣住民の方々が勢揃いなさったのです。161でした。

 正直、スタッフを何名か帯同すれば良かったと後悔しましたが、後の祭り。主が共にいて下さることによりすがって、腹を決めました。お揃いになるまで、お待ちしている時祈りました。

「どうか主よ、今回の話し合いを通して、双方にきちんとした納得が生まれますように。」

 話し合いの結果

 話が始まりましてから、言葉を選びながら丁寧にお話しました。そんなにご心配は要らないはずのこと。騒音対策も講じて、防音もきちんとすることなど、一生懸命にお話ししたのです。

 ところが、出席者の中で、話を聞いておられた一人がいきなりこうおっしゃったのです。

 「京都中央チャペルとおっしゃいますが、深泥ケ池を上がったところの京都福音教会でしょう。あなたは息子さんだとお見受けしますが。で、あの教会でしたら、私は長年北区上賀茂に住んでいましたからよく知っています。熱心に伝道なさるでしょう。そして元気よく活動なさるのではないですか。残念ですが、そんな静かにお使いになること自体が無理でしょう。」

 決定的なイメージが生まれてしまいました。すると、理事のお一人がおっしゃいました。

 「キリストさんとしましては、たくさんの方々に入信してもらいたいという訳でしょう。となると、不特定多数の方がお越しになりますね。このマンションの管理体制とは、合わないということです。このマンションは私たちが一生懸命守っているものです。このことをよく踏まえて頂きたい。とは、言っても、一番お困りなのは、藤林さんでしょうね。」

 当方のご心配までして頂くことになってしまいました。すると、弁護士がおっしゃいました。

 「結局、教会の活動は宗教活動ということになりますから、これはマンション規定の営業行為の禁止に抵触します。従って、法的には問題ありとなるでしょう。」

 これで、万事休すです。弁護士が司法的判断を下されましたので、係争することはできるにしましても、あまり有意義なことでは無いでしょう。平穏な使用方法を色々と考え提案しましたが、マンションの皆さんの思いもよく分かりますし、実際存分に用いることができるかどうか、非常に疑問でした。何と、話し合いの結果、使用できないという「納得」が生まれていたのです。

 「私の一存で、この場で決定することはできませんので、持ち帰らせて頂き、みなと相談した後でご返答申し上げるということで宜しいでしょうか。」

と一言申し上げて辞去しました。マンションを出て夜空を見上げました。正直半泣きでした。いったい、どうしたら良いのか。今週の聖日礼拝では、20日に開所式をしますと、感謝の証をしていたのに。こんな顛末になってしまって、兄姉の皆様、また献金をして下さった方々に、どう申し開きをしたら良いのか。ああ、俺の牧師人生も終わった!!と情けない気持ちになりました。

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